正しいダイエット、知っていますか?②

こんにちは、本日もタンパク質摂れていますか?

前回の『正しいダイエット、知ってますか?』後編となります。今回は正しい運動についてお話ししていきます!

ダイエットが続く理由は『楽しい』です。

そう感じる為には理解をする、数字メインではなく体の変化を見てあげる、そして継続出来る事を続ける!が大切です。

『とにかく身体を動かせば良いんじゃない?』と思った事はありませんか?その結果、走ったり歩いたり…最終的に続かなくて辞めてしまう。当然です!辛いんですから。

では続ける為にはどういった運動が良いのか?ですよね、本題に入りましょう!

まず運動には以下の2種類があります。

有酸素運動:ウォーキング、ジョギングなどの長い時間を掛けて無理なく行う運動

運動中に脂肪を燃やします。

無酸素運動:筋トレなどの短い時間で大きな力を使う、強度の高い運動

運動後に脂肪が燃え易くなります。

よく『どっちも必要でしょうか?』と言う質問を頂きますが『結論、痩せる為にはどちらが良いか?』という点で言うと無酸素運動、つまり筋トレです!これが第一、まずは筋トレがやりたくなる魅力をご紹介していきます。

・筋トレの方がエネルギーを消費する

しっかりとトレーニングを行う事で筋肉細胞が傷つきます。それを回復させる間もエネルギーを消費し続け、その効果はトレーニング後も持続します。対して有酸素運動は行っている間のみです。

・基礎代謝を上げ続ける

基礎代謝については前回の『正しいダイエット、知っていますか?①』の③(ややこしいですね)で登場しています。何もしなくても生きているだけで消費するエネルギーです。今まで使わなかった筋肉をしっかり使う事で筋肉自体が活動し易くなり基礎代謝UPへ繋がります。

・成長ホルモンが体脂肪の分解を促進する

筋トレのような激しい運動を行うと『これはキツイな〜』という信号が脳に行き、成長ホルモンが分泌されます。このホルモンは一般的に骨や筋肉の発育、発達を促したり疲労した筋肉の回復を助ける作用がありますが、もう一方で脂肪分解酵素が活性化し中性脂肪の分解を促す強い効果があります。

・ボディラインを作れる

ひたすらに走っていてもカッコよく引き締まった腕や上に上がったお尻は手に入りません。狙った部位の筋肉をしっかり使う事で手に入ります、メリハリのある体には必要不可欠なのが筋トレです。

…無酸素運動の魅力、伝わりましたか?

やりすぎは勿論ダメですよ、毎日プレミアムボディに来ても疲弊するようなトレーニングは行いません。

ここまで読んでみると、『有酸素運動って良くないの?』と言う疑問も浮上すると思います、お話ししていきましょう。

・有酸素運動をお勧めしない理由

歩くことは大切ですし、心肺機能を高める目的や、気分転換という点でいえばもちろん良いですがダイエットをする上では『頑張って取り組む』にはデメリットが目立ちます。

30分ジョギングをしてもコンビニのおにぎり1個分にも満たない程度のエネルギー消費しかしませんし、持久力向上、運動効率を上げる為に体が適応して筋肉を小さくしたり、食欲促進するホルモンが活発になる。エネルギーをあまり消費しないようにセーブする機能が働き、低燃費な体へと進化を遂げていきます。

『やりたい人はやっても良い』と言う程度のお話です。ここについてはやる気が起きないのにやる、という事とやりすぎが問題なのです。

ストレスホルモンは筋肉の分解を促進しますから、せっかくの努力も逆効果となりますし本来であれば脂肪をエネルギーとして使う運動なのにも関わらず、やりすぎは糖質をエネルギーとしてしまいます。

気分転換や好きで有酸素運動をやりたい方に覚えていただきたい注意点は心拍数を110〜120程度に保つこと。

個人差があるのであくまでも目安ですが、話しながら、歌を口ずさみながら行う事ができないのであれば心拍数が有酸素には適していません。ここを超えると脂肪をエネルギーに使うことをやめて糖質をエネルギーとしてしまいます。

そしてストレスホルモンが分泌され易くなる前に1時間以内で終えられるようにして、歩くことも十分に有酸素ですから、通勤通学も含めて考慮した上で行いましょう。

さて、2種類の運動とは別のお話ですが一つ注意喚起をさせて頂きます。

・気をつけたい『絶対痩せる』運動

ご自身の力で『絶対痩せるぞ!』と決意した時、お家でトレーニングがしたいからとYoutubeで動画を探したことはありませんか?

『これだけ!3分、絶対足痩せ〇〇運動』『みるみるやせる!踊るだけ!』

これらを鵜呑みにするのはやめましょう。痩せた方もいらっしゃると思いますし、引き締まることはありますが『頑張っても痩せない!』と悩む方が多いのも事実です。痩せる上では食事についての見直しなしに変われません、部分痩せはしません。『本当にこれだけ〜?』と思ったものに都合の良い『だけ』は存在しないと思ってください。

行う際はしっかりと痩せる為のベースを整えた上でのおまけにしましょう!

■総合的なまとめ

『痩せる』とは⇨筋肉を細胞レベルで成長させて痩せやすい身体を目指す事であり、痩せる為に一定の時間ガムシャラに動き続ける事ではありません。

少しでも筋トレする意欲、湧いてきませんか?

勿論筋トレが辛く無いとは言いませんし、すぐに結果が出るとも言いません。辛い理由を考えてみましょう、『使って来なかった』からでは無いでしょうか。

近くのコンビニへも車で出かけたり、身体がしんどいのをマッサージで治そうとしたり、しんどいからと楽な姿勢で過ごしたり…

痩せなかったのは『食事を知らなかった』からでは無いでしょうか。

今まで当たり前のように食べたいものを食べて、飲みたいものを飲んで、お腹と心を満たしてきました。もしくは、辛い食事制限を我慢して水やお野菜のみでお腹を満たして居たかもしれません。

食べたいものが食べられず、食事の管理、改善をするのは辛いですよね。ですが食べるなとは言っていません、タンパク質を中心に食事の質を変えて欲しいとお伝えし、痩せている身体をキープする方法を頭と心に刻んで頂きたいんです。

今までの生活ではどれも足りていなかった、そう考えると辛い今は伸び代しかありませんよね!

やりたく無い、やらされていると思っているうちはダイエットは始まっていません。考えて、感じて、心まで痩せる。日々積み重ねる事がダイエットです。

我々パーソナルトレーナーはダイエッターではなくダイエット指導者、そしてダイエットは人それぞれです、あなたに合ったスタイルを考えながら一緒に進んで行きたいと望んでいます!

健康と美は共存します。焦る時ほど、急がば回れ!

OTSUKI

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